ナフナフのおすすめレストラン
ル・ブルギニオン Le Bourguignon
予約がなかなか取れないと言う「ル・ブルギニオン」に行って来た。フレンチ好きなら知らない人はいないだろうと言う菊池シェフのあのレストランだ。
電話をかけるとキャンセルがあったのだろうか?「明日なら空いている」と言う。ならば!と翌日出かけることに。
六本木ヒルズからレストラン・ブルディガラのあるビルの角を曲がって次の信号の右側奥にすぐにそれとわかる「ル・ブルギニオン」がある。
フランスの田舎レストラン風なのだろうか、ちょっとしたテラス風の庭がある。門をくぐりアプローチを進むうちに、サービスの方が気づいてドアを開けてくれる。
6:30からの予約だったが、すでに3組ほどが席についていた。全部で10テーブル程だろうか、予想通りこじんまりとしている(奥に小さな個室もあるそうだ)。席に着くと、サービスの方がメニューの説明をしてくれる。オープンキッチンなので、席からでも菊池シェフの顔がチラチラ見える。外を見れば庭の向こうに通りが見える。
7000円のコースを注文する。フレンチレストランだとワインを先に選ぶことが多いが、料理選びの後にソムリエールの方がワインリストを持ってきてくれた。「Armand Rousseau」「Clos de la Roche 1983」を選んだ。リストを見たらそれだけで美味しそうだったけど、かなり良心的な値段だったので、ソムリエールの方とも相談の上、いただくことにした。グラスに注ぐと透き通るようなきれいな色で、熟成の褐色がわずかに漂ったルビー色と言えばいいのだろうか。口に含むとチェリー系のほのかに甘酸っぱい味が口の中に広がる。強くないが甘めで食欲をそそる香りがグラスから湧き上がるようだ。
すぐに小さな暖かいタルトのアミューズで料理が始まり、まずはワインを楽しむ。ワインの香りがよく、下品にもグラスに鼻を近づけすぎているかもしれない。
そして前菜、「うにと人参のムース コンソメジュレ」がサーブされる。グラス状の器に入っていて、うにの甘さとにんじんの甘さがコンソメに溶け込んでそれぞれの甘さを引き立てる。う〜ん、初めから美味しいぞ。ワインが美味い上に料理が美味い!贅沢だなぁ。
次に、「うなぎとフォアグラの暖かいテリーヌ」。うなぎの生臭さもなくフォアグラとのミックスが絶妙だ。 気がつけば、周りは満席状態。よく予約が取れたものだと喜んでいると、「アイナメのポアレ」が運ばれてくる。表面がカリッとした感じで、中は柔らかくジューシーとも言える。美味しくてクラクラ状態かもしれない。 パンはキノコの形をしたシャンピニオン。オリーブオイルよりもバターを付けて食べると旨いが、ここのシャンピニオンは何もつけなくても美味しい。もちろんソースをつけて食べても美味しい。
そして、「鴨のテリーヌ」。これが柔らかい。かなりお腹が一杯になってきているのにもかかわらず、食べやすく、まだまだどんどん食べられる。噛めば噛むほど味がでるし、ソースとからめるとまたまた味がでる。何処で食べても同じ味ではないと言うことがこのレストランに来るとわかる。
最後にフロマージュ。チーズプレートから2種類をチョイスしていただいた。(但し、チーズはもちろん別料金、でも頼むべし!) 美味しい料理の最後にチーズってよく考えたものだ。フレンチって凄い。この時、チーズと一緒に出るのが、ドライいちじくのパンのスライス。無花果の甘酸っぱさ、これも絶妙!最後の最後まで美味しいのです。
デザートはココナッツ味のアイス、これもいい。コーヒーを飲んで一息ついて席を立つと、予想通り、菊池シェフが出てきてくれる。そして予想通りの笑顔で挨拶。いやー、美味しい料理のあとに、あの笑顔を見せられると美味しさ倍増ですね。その上、ドアを出て通りに出てもまだ見送られていると、目の前の信号を「早く渡ってしまわないと」と思うのは私たちだけではないであろう。
「ル・ブルギニオン」、また行きたいレストランだ。

戻る