はじめての双眼鏡 購入記

 
何を買うにしても多少なりとも悩むものであるが、ここでは、最近購入した双眼鏡について、購入前に少々検討したので記録に残しておくことにした。
 
【きっかけ】 【初期検討】 【機種選定】 【購入】 【使用感】 【仕様】

 
【きっかけ】
まず買う気になった経緯から。先日、丹沢の表尾根にある三ノ塔(1205.2m)に日帰りハイキングしてきた。朝一番で出かけたので空気が澄んでいて、頂上では遮るものの無い素晴らしい眺望が待っていた。富士山もバッチリだ。
と、そこに双眼鏡を持った御仁が現れて、貴重な双眼鏡を覗かせてくれた。これがまた驚きの眺めだ。くっきり明るく富士山にも手が届きそうなくらいであった。その横には南アルプスの山並みまで、こちらもくっきりと見えている。素晴らしいの一言である。
初心者だから、やっぱり当たり前のことを聞いてみる。『これ、何倍ですか?』 すると、『7倍です。手ブレがなくて、これくらいが一番いいんだよ。』とのことだった。なるほど。でも明るさといい、視界の広さといい、これはただの双眼鏡ではないと思ったが、あまり馴れ馴れしく聞いても・・・と思って遠慮した。
家に帰って、ちょっと調べて、ニコンの最高級機EDG7×42ではないかと推測した。う〜、欲しい。これまでも双眼鏡は欲しいアイテムの一つであったので、一瞬にして購買意欲が噴出してきたのだ。
 
【初期検討】
双眼鏡と言っても種類が多い。バードウォッチングや星を見るもの、さらにコンサートや美術館で使用するものなど、それぞれ目的によって使い分けなければならないらしい。
今回は、なんと言っても山に持って行けるものを選びたい。
で、メーカだが、舶来ならツァイスやライカにあこがれるだろうが、値段が高くて1台目に選ぶには邪道だと思って検討からはずした。
自分の心の中に固定観念があって、国産ならばニコンと決めている。他のメーカは(本当はどうかわからないが)安かろう悪かろうの雰囲気だ。
ほかに値段がそこそこで種類の多いビクセンから数種類を検討した。
ざっと、検討機種を並べると、
 
ニコン
 EDG 7×42 ・・・単なる参考(実売価格18万円超)
 8×32HGL  8×20HGL  8×32EU  8×30SE
 モナーク8×36D CF  モナークV8×42D CF
 
ビクセン
 フォレスタZR8×32WP  ニューフォレスタHR8×32WP  アスコットZR8×32WP(W)
 アルティマZ8×32(W)  アトレックHR8×32WP  アトレックHR8×25WP
 
【機種選定】
まず値段だが、はじめての双眼鏡なので、数万円までの機種に絞った。かと言って、安すぎる機種は品質的に結局後悔すると思って、今回は1万円以上のものを狙ってみた。 倍率が高いと手ブレの心配もあるので8倍に決めた。対物レンズの口径が大きいと明るくていいのだろうが、大きく重くなるので32mmを中心に20〜42mm程度を検討した。50mm位になると最短合焦距離が伸びてしまい使いづらいらしい。
同じ性能ならばダハプリズムよりもポロプリズムの方が値段が安いが、かさ張る感じなので、どちらかと言うとダハプリズム方式を主眼に置いた。
山を中心にアウトドアで使うので、防水はあった方がいいけれど、かと言って、ないと不安なので、結局、防水仕様のものに絞ることにした。ここで、ニコンの8×30EUや8×32SEが除外された。ビクセンの型番のWPは防水の意味だから選択がしやすい。アルティマZ8×32(W)を除外した。
携行性を考慮して、重さ600g前後をボーダーラインとして選定すると、ニコンの8×32HGL 695gを除外、ビクセンのフォレスタZR8×32WP 695gとアスコットZR8×32WP(W) 830g を除外した。大きさからニューフォレスタHR8×32WPも除外した。
そのほか、ピント調整はセンターフォーカスが使いやすいし、アイレリーフも長い方がいいだろうが、まあ問題なさそうである。
で、残った5機種の、それぞれのおおよその実売価格をインターネットで調べた。ざっくり3万円をだせばそれなりのものが買えそうである。
 
メーカ型名実売価格重さ
ニコン8×20HGL41,900円270g
モナーク8×36D CF26,000円570g
モナークV8×42D CF30,100円610g
ビクセンアトレックHR8×32WP17,600円390g
アトレックHR8×25WP11,700円360g
2012年5月調べ
 
インターネットで先輩諸氏の感想を見る限り、好みはあるだろうが、品質的にはそれほど問題なさそうである。ビクセンは小型軽量にメリットがあって捨てきれない。ニコンの8×20HGLは軽量だが値段的に今回はパス。同様にモナークV8×42D CFは値段と重さが他より劣るのでここで除外。となると、アトレックHR8×25WPは値段も重さも優れるが、レンズ口径が他よりも劣るので除外。
結局、ニコンのモナーク8×36D CF と、ビクセンのアトレックHR8×32WPの一騎打ち。
値段も重さもビクセンが有利だが、モナーク8×36D CFは明るさ20.3でアトレックの16よりも優れているし、全体的にもモナーク8×36D CFは値段の分だけ品質がいいのだろう。ただ、モナーク8×36D CFはレンズキャップがゆるくてだめだと言う欠点が指摘されているが、さていかがでしょうか?
値段的にはざっくり1万円の差。決め手は操作性とあとはフィーリングか?
 
【購入】
さて、量販店に行って、様々の機種を実際に手に持って覗いてみる。
まず、重さだ。ざっくり言って700gを超えるとずっしり重い。300〜400gのモノは軽くて持っているのが気にならない。女性にもいいだろう。600g前後になると、重すぎないが、確かに重さを感じる。ずっと持っていると辛くなるのかもしれないが、ストラップで首にかけて時々覗くことを考えると許容範囲と確認。
次に、覗いてみると、いやー、どれもそれなりにきれいに見える。たぶん明るい店内では、素人が欠点を見つけるのは難しいかもしれない。なので、店員のいいなりに買ってしまう人も多いのではないだろうか。
因みに、ダハプリズム方式の方がポロプリズムよりもやっぱりスマートだ。しかし、こればかりはデザインの好みが優先されるので、自分の好きな方を選択するより仕方がない。
 
で、自分の狙い目の、ニコンのモナーク8×36D CF とビクセンのアトレックHR8×32WP だが、展示品が見当たらない。代わりに、ビクセンのレンズ径の小さなアトレックHR8×25WPは店の人気商品になっていて、お奨めらしい。確かに軽くて、小さくて、気楽に使える優れもののようだ。一瞬、こちらで妥協しようかと思ったが、店員に聞いてみると、自分の狙い目の2機種は展示していないが、どちらも店に1台ずつあるらしい。なあぁぁんだ、あるんじゃん! で、店員と一緒にショーケースの中を探すことに・・・
数分後、まずビクセンのアトレックHR8×32WPを見つけた。手にとって見ると、軽くて手にしっくりなじむ。店員が『これにしますか?』と聞くが、ニコンの方も較べたいので保留して、またまた別のショーケースの中を探し回る。かくして数分後、ニコンのモナーク8×36D CF を見つけた。キャップは確かに着脱が面倒な構造をしている。が、本体はさほど大きく感じられず、手に持ったときのホールド感が抜群にいい。覗いてみると、ケチをつけるところが見つからない。アトレックHR8×32WPも捨てきれなかったが、モナーク8×36D CF を触ったら、その瞬間に購入を決めた。
さらに店員が電車賃以上の1000円を値引きしてくれてさらに満足。とうとう買ってしまった。
 
【使用感】
翌日は、こどもの運動会。小学校の校庭は広くて、自分の子供を捜すのも一苦労だ。
そんなときに、双眼鏡が威力を発揮する。遠くにいるわが子の笑顔までバッチリ、覗けてしまう。あぁぁ、自分に、覗き趣味があったとは・・・(笑)
そんなことはさておき、ニコン・モナーク8×36D CF の使用感であるが、まずいいのが、ピントリング。接眼レンズの近くにあるセンターフォーカスのダイヤルは軽すぎず重すぎずですぐにピントが合う。最短合焦距離2.5m は使いやすい。明るくて視野も広く満足である。重さも苦にならず使っていて楽しい。大満足である。
 
最後に購入したモナーク8×36D CFの主な仕様を下記に載せておく。
尚、この双眼鏡の在庫状況から推測すると、そろそろ販売中止となるのではないだろうか。
長文を最後まで読んでくれてありがとうございます。貴方の双眼鏡選択の一助になれば幸いです。
 
【ニコン・モナーク8×36D CFの主な仕様】
方式ダハプリズム
倍率8倍
対物レンズ有効径36mm
実視界
見掛視界52.1°
1000mにおける視界122m
ひとみ径4.5
明るさ20.3
アイレリーフ17mm
最短合焦距離2.5m
重さ570g
外形124mm×129mm
眼幅調整56〜72mm
防水1m-5分
 

 
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